ウイルス性感染症に特化したフィルター

バリエールのウイルス対策の要となる、特殊ドロマイト「BR-p3 ウイルス対策フィルター」の技術をそのまま流用。フィルターに付着したウイルスの活動を1分間で99.9%抑制します。空調機器の吸気口に貼り付けることで機内に入るウイルスを大幅に減少します。

吸気口の大きさに自由に切り貼りできる汎用性

サイズは150×1200mmあり、空調機器の吸気口の大きさに合わせて自由に切って貼っていただけます。

効果は約3ヶ月持続

レビレース内の特殊ドロマイトより発生する水酸化イオンがウイルスを不活性化します。使用を続けると水酸化イオンの発生量が減衰します。約3ヶ月を目安にレビレースを交換してください。
※使用環境により効果持続期間は異なります。

ウイルス抑制効果の実験結果

Reed and Muenchの方法に従って、ウイルス力価を出した(参照文献:Reed,L,J,.Muench,H.:A simplemethod of estimating fifty percent endpoints. Am.J.Hyg.27,493−497(1938))。
 以上の結果を、図3及び図4に示す。
また、今回、カルシウムのモル数をそろえて水酸化カルシウム(試料No.2)、酸化カルシウム(試料No.1)、消石灰(試料No.7)、水酸化カルシウムと水酸化マグネシウムとを、1:1、の割合で混合した混合品(試料No.9)、実施例6及び7(試料No.10及び試料No.11)で試験を行った。

その結果、実施例6(試料No.10)、水酸化カルシウム(試料No.2)及び実施例7(試料No.11)のウイルス力価は、この順に、10の5.00乗、10の5.50乗、10の5.50乗であり、今回の試験では、これらが、他の試料に比べ、感染力価を低下させていることが明らかになった。

また、水酸化カルシウムと水酸化マグネシウムの1:1混合品(試料No.9)のウイルス力価は、10の6.25乗であり、また、消石灰(試料No.7)のウイルス力価は、10の6.50乗であった。また、酸化カルシウム(試料No.1)のウイルス力価は10の7.50乗<であった。

ここでは、用いた苦灰石(ドロマイト)の化学組成、苦灰石(ドロマイト)を加熱した場合の反応、及び、本発明に係る抗ウイルス剤の化学組成についての分析結果を説明する。
図5は、用いた苦灰石(ドロマイト)の化学組成(X線回折結果)を示す図である。また、図6は、苦灰石(ドロマイト)を半焼成(か焼)したものの化学組成(X線回折結果)を示す図である。

また、図7は、苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)し、その一部を水和(消化)して得た粉末(本発明に係る抗ウイルス剤)の化学組成(X線回折結果)を示す図である。ここで、苦灰石(ドロマイト)を加熱した場合、750℃以上800℃以下の温度範囲では、下記に示すような反応が生じ、MgCO3の分解が始まる。
 CaMg(CO3)2→CaCO3+MgO+CO2↑
続いて、900℃以上1000℃の温度範囲で、下記に示すような反応が生じ、CaCO3の分解が起こる。
 CaCO3+MgO→CaO+MgO+CO2↑

従って、本発明に係る苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)し、その一部を水和(消化)して得た粉末(本発明に係る抗ウイルス剤)は、本発明に係る苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)した段階で生成したCaOによる抗ウイルス作用が考えられる(これについては、図3及び図4中の試料No.1の抗ウイルス試験結果を参照。)。

ここで、図7を見ると、苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)し、その一部を水和(消化)して得た粉末(本発明に係る抗ウイルス剤)の化学組成(X線回折結果)は、専ら、CaCO3、Ca(OH)2及びMg(OH)2となっている。これは、苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)し、その一部を水和(消化)して得た粉末中、水和(消化)した部分は、専ら、CaCO3、Ca(OH)2及びMg(OH)2であることを示している、と考えられる。

しかしながら、図3及び図4に示す抗ウイルス試験結果に基づけば、実施例6及び7(試料No.10及び試料No.11)は、Mg(OH)2(試料No.4)や、Ca(OH)2とMg(OH)2とを、1:1、の割合で混合した混合品(試料No.9)に比べ、高い抗ウイルス作用を発揮していること、及び、図2に示すように、実施例6及び7(試料No.10及び試料No.11)は、単独でも、高い抗ウイルス効果を示す、CaO(試料No.1)と比較した場合、比表面積が、大きい、ということから、実施例6及び7(試料No.10及び試料No.11)は、CaOによる抗ウイルス作用とは異なり、CaO、Ca(OH)2、Mg(OH)2による抗ウイルス作用の他、比表面積が、大きい点や、苦灰石(ドロマイト)を焼成(か焼)した際に生じる、中間生成物(半焼ドロマイト)(MgO・CaCO3を含む混合物、MgO、Mg(OH)2、Ca(OH)2及びCaCO3を含む混合物、又は、Mg(OH)2、Ca(OH)2及びCaCO3を含む混合物等)が、高い抗ウイルス作用を発揮している、と思われる。

特許4621590
【発明の名称】抗ウイルス剤、これを用いた繊維及び抗ウイルス部材
【発明の詳細な説明】の【0072】〜【0081】抜粋

水酸化イオンによるウイルスの抑制の研究がおこなわれています

東海大学医学部医学科教授山本典生教授(当時東京医科歯科大学医学部医学科)は、ヒドロキシルラジカルがウイルス活動の抑制に有用であるかどうかの実証実験を行っています。山本教授は新型コロナウイルス感染症の治療候補薬「ネルフィナビル」の効果実証も行っており、ウイルスの増殖に関与する因子の解明、ウイルス増殖阻害剤の開発、次世代ワクチンの開発を中心に研究をされている先生です。

新規なヒドロキシルラジカル発生法、及び当該方法により発生したヒドロキシルラジカルを利用する抗ウイルス材

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ヒドロキシルラジカル発生剤、ヒドロキシルラジカル発生剤を用いた抗ウイルス材及びヒドロキシルラジカル発生方法

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