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TAISHI 有限会社大志





ドロマイト光触媒フィルターで臭気激減メカニズムについて2

投稿日:2026年2月14日

ドロマイト光触媒フィルターで臭気メルチメクカプタン等の激減メカニズム

メルカプタン(メチルメルカプタンCH₃SH などのチオール類)は、悪臭物質の中でも特に強烈で、分解しにくいことで知られています。

それでもドロマイト光触媒フィルターで“激減”する理由は、

①ドロマイトの多孔質吸着と酸塩基反応、②光触媒の強力な酸化分解、③硫黄成分の固定化

が連続して起こるためです。

ドロマイト光触媒フィルターメルカプタン(メチルメルカプタン等)が激減するメカニズム

1. ドロマイト(CaMg(CO₃)₂)の役割:吸着+酸塩基反応

メルカプタンは弱酸性の性質を持ち、ドロマイト表面のアルカリ性点と反応しやすい特徴があります。
●多孔質構造による強力な吸着
メルカプタンは分子量が小さく、疎水性で吸着されやすい
ドロマイトの微細孔に取り込まれ、光触媒表面へ運ばれる
●酸塩基反応で臭気が弱まる
CH₃SH(弱酸)
ドロマイト表面の塩基性点

→チオラート(CH₃S⁻)に変化
この段階で揮発性が低下し、臭気が弱まる。


2. 光触媒(TiO₂)の役割:チオール類の酸化分解光が当たると光触媒表面で以下が発生します

●OHラジカル・スーパーオキシドなどの活性酸素を生成
これらがメルカプタンを酸化し、以下の無臭物質へ変換します:
二酸化炭素(CO₂)
水(H₂O)
硫酸イオン(SO₄²⁻)
単体硫黄(S)
●硫黄成分は固体化し、再放散しない
メルカプタンの“戻り臭”が起きない最大の理由です。


3. ドロマイト×光触媒の相乗効果

作用ドロマイト光触媒

メルカプタンの捕捉◎(多孔質吸着)△

揮発性低下(CH₃S⁻化)◎△

完全分解(CO₂・SO₄²⁻化)△◎

再放散防止○◎

効果の持続性○◎(光で自己再生)

→ ドロマイトが“吸着・固定化”、光触媒が“酸化分解”を担当し、メルカプタン臭が急速に減少する。


4. メルカプタンが特に減りやすい理由
メルカプタンは光触媒との相性が良く、以下の特性が効いています:
硫黄を含むため酸化されやすい(S → SO₄²⁻)
小分子で吸着されやすい
酸塩基反応で揮発性が低下
光触媒で分解されると完全に無臭物質へ変化
特に「硫黄が固体化して残る」点が、
“激減”+“戻り臭ゼロ”を実現する決定的要因です。


5. まとめ:メルカプタン臭が激減する本質

ドロマイトがメルカプタンを吸着

酸塩基反応で揮発性が低下(CH₃S⁻化)

光触媒が硫黄を含む分子を酸化分解

硫黄成分は固体化し、再放散しない

吸着→分解の循環で濃度が急速に低下



ドロマイト光触媒フィルターで二酸化炭素化学物質等の激減メカニズム

ドロマイト光触媒フィルターで二酸化炭素(CO₂)や化学物質が“激減”すると言われると、

「CO₂って光触媒で分解できるの?」

と疑問に思う人が多いんです。実際、CO₂は非常に安定した分子なので光触媒単独ではほぼ分解できません。

ではなぜ“激減”が起こるのか。

ここには化学的・物理的な複合メカニズムが働いています。

ドロマイト光触媒フィルターCO₂・化学物質が激減するメカニズム
1. CO₂が減る理由:分解ではなく“吸収・固定化”が中心

●ドロマイト(CaMg(CO₃)₂)はアルカリ性でCO₂を吸収しやすい
CO₂は水分と反応して炭酸(H₂CO₃)になり、
ドロマイト表面のCa²⁺/ Mg²⁺と反応して炭酸塩として固定化されます。
CO₂ + Ca²⁺→ CaCO₃(固体)
CO₂ + Mg²⁺→ MgCO₃(固体)
つまり、
CO₂が“固体化”して空気中から消える
という仕組みです。

●光触媒が表面反応を促進

光触媒はCO₂を直接分解しませんが、

表面の水分を活性化

CO₂の吸着を促進

炭酸塩化の反応速度を上げる

といった補助効果を持ちます。


2. 化学物質(VOC・臭気成分)が激減する理由:光触媒の強力な酸化分解

光触媒(TiO₂)は光を受けると以下を生成します:
OHラジカル(•OH)
スーパーオキシド(O₂⁻)
これらは非常に強い酸化剤で、
有機化学物質(VOC、臭気、溶剤、アルデヒド類)をCO₂とH₂Oにまで分解します。

●分解される代表例
ホルムアルデヒド
トルエン
アセトアルデヒド
メルカプタン
アンモニア(酸化されてN₂やNO₃⁻に)
硫化水素(SO₄²⁻に)
→ これらは“完全分解”されるため戻り臭がない。


3. ドロマイト×光触媒の相乗効果

作用ドロマイト光触媒

CO₂の低減◎(炭酸塩化で固定)△(反応促進)

VOCの吸着○△

VOCの分解△◎(活性酸素で完全分解)

臭気の再放散防止◎◎

効果の持続性○◎(光で自己再生)

→ CO₂は“吸収・固定化”、化学物質は“酸化分解”で激減する。


4. CO₂が“分解される”わけではない(重要ポイント)
CO₂は非常に安定した分子で、
光触媒でCO₂を直接分解するのはほぼ不可能です。
しかし、
ドロマイトがCO₂を吸収して炭酸塩化する
光触媒がその反応を促進する
VOC分解で副次的にCO₂が減る(吸着・固定化)
という複合効果で、
結果としてCO₂濃度が下がる現象が起こる
という仕組みです。


5. まとめ:CO₂・化学物質が激減する本質

CO₂はドロマイトが吸収し、炭酸塩として固定化される

光触媒が表面反応を促進し、吸収効率を高める

化学物質(VOC・臭気)は光触媒が強力に酸化分解

吸着→ 分解→ 固定化の連続反応で濃度が急速に低下

戻り臭や再放散がほぼ起こらない